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日本医学教育学会~医学教育ウエブ講演会~

「医療専門職と製薬企業の利益相反を考える」

奨学寄附金から講師謝金まで、医療専門職と製薬企業の望ましいあり方とは?


 日本の大学医学部において、製薬企業等から支払われる奨学寄附金は、その運営上、重要な役割を果たしてきました。しかし、奨学寄附金を廃止する製薬企業が現れるなど、同制度を取り巻く状況は目まぐるしく変わりつつあります。事実、2021年には、小野薬品から三重大学麻酔科に正規のルートで支払われていた奨学寄附金が、オノアクトの処方誘導を目的とするものであったとして、贈収賄事件に認定されました。同講座は、大学外に一般社団法人を作成し、製薬企業等からの金銭を誘導するような動きも行っており、問題視されました。

 また、本給の他に多額の講師謝金を受け取っているような医療者に対して、社会の監視の目は以前にも増して強まってきています。現在、より透明性の高い医療専門職と製薬企業の金銭関係が求められていると言えるでしょう。以上を踏まえ、本シンポジウムにおいては、奨学寄附金や講師謝金など、製薬企業と医療専門職の様々な金銭関係に広くスポットライトを当てて、あるべき関係を参加者の皆様と探っていきます。


【日時】2021年12月4日 14時〜16時15分

【お申込み先】尾崎章彦(ozakiakihiko@gmail.com)

※ZOOMのURLを返信いたします。


【第一部】 司会:尾崎章彦(ときわ会常磐病院、日本医学教育学会 プロフェッショナリズム部会)

・「はじめの挨拶」

尾崎章彦(ときわ会常磐病院、日本医学教育学会 プロフェッショナリズム部会)

・「医療専門職と製薬企業の不適切な関係による医療界・社会への影響 

〜三重大学麻酔科における不祥事をもとに考える〜」

槇ヶ垰智彦(医薬経済)

・「臨床医からみた医療専門職と製薬企業の金銭関係の実態とその診療への影響」

齋藤宏章(仙台厚生病院)

<休憩>

・「医療専門職と製薬企業との金銭関係の実態:現場の声とは」

辻麻梨子(Tansaレポーター)

・「医学生からみた医療専門職と製薬企業の金銭関係の実態とその診療への影響」

村山安寿(東北大学医学部)

・「医療専門職と製薬企業の関わりはどうあるべきか」

上昌広(医療ガバナンス研究所理事長)


※それぞれの講演のタイトルは、発表者の意向により変更になる可能性があります。


<休憩>


【第二部】 シンポジウム 司会:宮田靖志(愛知医科大学、日本医学教育学会 プロフェッショナリズム部会)

 ・参加者、演者による自由討論



日本医学教育学会 プロフェショナリズム部会主催

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