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月刊日本

理事長 上昌広

月刊日本(4月号) 巻頭特集「亡国の淵に立たされた日本」(3月11日インタビュー)

〔 転 載 〕HARBOR BUSINESS Online(2020.03.20)

新型コロナ解説で「安倍批判は控えてほしい」と某局ディレクターに言われた<上昌弘氏>

「私にはそういうしがらみ(政府と関わり)がないので、研究者として正しいと思ったことを自由に発言することができます。」 「政府が口を出せばメディアは忖度してくれるかもしれませんが、ウイルスは忖度してくれません。

 新型コロナは新しいウイルスであり、それゆえウイルスの正体や対策について様々な観点から議論する必要があります。議論を積み上げてコンセンサスが得られるはずです。それが締め付けられるようなことはあってはならないと思います。」

「医師の立場からすると、患者の治療のためにPCR検査の拡大は絶対に必要です。PCR検査を全員にする必要はありませんが、担当医と患者が希望するものは第三者が拒否してはなりません。」

「最大の問題は、政府が1月23日に新型コロナウイルスを結核などと同じ(全国に348か所しかない特殊な医療機関でしか対応できない)「指定感染症第2種」に指定したことです。

 本来、新型コロナはインフルエンザのような病気です。院内感染が発覚して病棟を閉鎖・休診する事態になり、感染者が見つかる度に医療現場がストップしてしまうのです。」

「「重症者の検査・治療を行う」という方針やPCR検査の限定的実施、「指定感染症2種」への指定などは、いずれも患者の治療よりもウイルスの研究を優先したものです。その結果、患者の治療は後回しにされ、医療現場では混乱が起き、患者が困っているのです。政府は従来の方針を転換して、治療体制の確立に全力をあげるべきです。」

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