Japan In-depth
理事長 上昌広
Japan In-depth(2020/9/30) コロナ長期合併症軽視するな
「表は世界各国の人口当たりのコロナ死者数と4-6月のGDP成長率対前期比を示したものだ。東アジアの中で日本は死者が最も多く、経済的ダメージはもっとも強い。一人負けだ。このデータを見る限り、日本型モデルが成功したなどと言うことはできない。エビデンスに基づく、冷静な議論が必要だ。」
「(世界では)長期合併症が重大であることがわかり、如何にして予防するかに関心がシフトしている。一方、日本の状況はお寒い限りだ。厚労省は、9月24日に長期合併症の実態調査を開始する方針を明らかにしたばかりだ。日本経済が復活するには、国民が安心しなければならない。そのためには、国民に正確な情報を伝えることだ。現在、求められているのは、正確な感染者数を明かすと同時に、患者視点に立った長期的な対策を打ち立てることである。日本のコロナ対策は見直しが必要だ。」
「上昌広と福島県浜通り便り」