top of page

医療タイムス

  • eyamashita1101
  • 11月15日
  • 読了時間: 1分

研究員 山本佳奈


診療科を超えるアメリカのワクチン文化


2025/10/22


「予防を“あたりまえ”にする文化と制度」――米国のワクチン接種体制に見る示唆


米国の多くの医療機関では、皮膚科や整形外科といった専門外来でもワクチン接種の提案が行われ、日常診療のなかに自然に予防医療が組み込まれています。


その背景には、医師が「専門医である前に予防を担う存在」としての意識を持ち、診療科の枠にとらわれずに予防を実践する文化があります。また、米国では全国規模で接種履歴を一元管理する「IIS(Immunization Information System)」が稼働しており、薬局チェーンを含めた接種履歴が統合・共有される体制が整いつつあります。


本稿では、ワクチン接種の文化・制度の違いを「予防をあたりまえにする医療」の姿として示唆的に描いています。日本の医療制度においても、診療科の枠を越えた予防意識の共有と、履歴管理の全国的整備が、今後の課題として問われています。



Summary by E. Yamashita, MEGRI (based on original articles authored by others).

コメント


bottom of page