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医薬経済WEB

  • eyamashita1101
  • 7月13日
  • 読了時間: 1分

更新日:7月21日

理事長 上昌広


上昌広の日本医療の診立て 本当に必要なのか大学の「附属病院」 第58回 経営難を連呼する団体、病院トップの「誤った」認識 


2025年7月1日号


Twitter買収騒動の舞台裏で、イーロン・マスクが会社存続をかけて踏み切った大胆なリストラ。その覚悟に重ねるように、本稿では、日本の医療が直面する構造的課題に切り込んでいます。


前半では、大学病院が抱える慢性的な赤字と、高齢化により縮小していく高度医療ニーズに着目。「大学が病院を持ち続ける必要はあるのか」と問題提起しています。ハーバード大学の例をもとに、大学附属病院を手放して外部の医療機関と連携すれば、大学全体の赤字が解消しうる可能性を提示し、大学経営の再構築に向けた現実的な提案をしています。


後半では、少子化で患者が減少する一方、診療報酬が長年据え置かれてきた小児科の厳しい現状を取り上げ、「忙しい診療科は陳情に来ないから後回しにする」という厚労省の構造的な問題を指摘しています。制度の硬直性と政治の無関心が、医療現場を追い詰めている一端を伝えています。


医療崩壊の危機が現実味を帯びる今、制度のゆがみに光を当て、現状を見直す手がかりとなる論考です。



Summary by E. Yamashita, MEGRI (based on original articles authored by others).

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