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医薬経済WEB

  • eyamashita1101
  • 2 日前
  • 読了時間: 1分

研究員 谷本哲也


薬のおカネを議論しよう 英国の廊下診療と日本の医療危機 第146回


2025年10月1日号


英国の「廊下診療」から見える、日本の医療危機と制度の歪み


英国では現在、入院患者の5人に1人が廊下で治療を受けるという「野戦病院」のような光景が現実となっています。NHS(国民保健サービス)の財政難や人手不足の影響で、「コリドー(廊下)診療」が常態化し、プライバシーや安全性が損なわれたままの医療提供が続いています。


一方、日本でも医療提供体制の脆弱さが深刻化しています。市町村立病院の86%が経常損失を計上し、診療所の約4割が赤字経営に陥るなか、IT関連企業や周辺産業には資金が流入する一方で、医療現場は疲弊の一途をたどっています。


本稿では、こうした利益配分の構造的な歪みを問題提起し、「誰もが安心して医療を受けられる社会」こそが、本来あるべき“豊かさ”の基準であると指摘しています。



Summary by E. Yamashita, MEGRI (based on original articles authored by others).

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