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医薬経済WEB

  • eyamashita1101
  • 11月30日
  • 読了時間: 1分

理事長 上昌広


上昌広の日本医療の診立て 人材育成から論じるノーベル賞受賞の意義 第62回 歴史から紐解けば世界に羽ばたく研究者の姿が見えてくる


2025年11月1日号


日本の人材育成から考える研究の土壌

――伝統校・首都圏・教育統制の歴史的背景


本稿では、日本のノーベル賞受賞者の出身大学・高校の傾向を分析し、京都大学や西日本の藩校由来の伝統校から多くの受賞者が輩出されている一方、首都圏の進学校からはきわめて少ない現状に注目しています。


筆者は、明治新政府が“敵地”である東京に拠点を置いたことに伴う、藩校の解体と国家主導の官立校設置という教育統制の歴史的経緯により、官僚育成には適応したものの、独創性を要する研究成果とは結びつきにくい構造が形成されたと論じています。


教育の成熟には世代を超えた蓄積が必要であり、地域ごとの伝統や独自性がグローバルに通用する人材を育てる土壌となり得る――現在のエリート教育のあり方に一石を投じる論考です。



Summary by E. Yamashita, MEGRI (based on original articles authored by others).

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