医薬経済WEB
8月16日
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理事 尾崎章彦
薬のおカネを議論しよう がん診療GLと製薬マネーをどう考えるか 第161回
2026年 5月15日号
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がん診療ガイドライン679項目を分析――利益相反開示に残る課題
筆者らは、7つのがん領域の診療ガイドラインに掲載された679項目の推奨と、重複を除く797人の作成委員を横断的に分析しました。
全推奨の約4割が「強い推奨」で、そのうち42%は低い、または極めて低いエビデンスに基づいていました。ただし、臨床試験が難しい領域や生命に関わる状況では、科学的根拠が限られていても強い推奨が必要な場合があり、この乖離だけでガイドラインが不適切とはいえません。
支払い分析の対象となった748人のうち82%が、2016~21年に製薬企業から支払いを受けていましたが、領域別の支払額と、低いエビデンスに基づく強い推奨の割合に単純な関係は確認されませんでした。一方、明確に確認された問題は利益相反の開示不足で、講演料の開示率は75%に届かず、原稿執筆料はほぼ開示されていませんでした。
(編集・要約:医療ガバナンス研究所 山下えりか)

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