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毎日メディカル

  • eyamashita1101
  • 10月1日
  • 読了時間: 1分

理事長 上昌広


心不全や脳血管障害のリスク減? 帯状疱疹だけじゃない、ワクチンの思わぬ効果


2025/9/9


帯状疱疹ワクチンと「認知症・心疾患予防効果」最新の海外大規模研究から――医療データの社会活用を


帯状疱疹ワクチンが、神経節に潜伏するウイルスによる慢性炎症を抑えることで、認知症や心血管疾患の発症リスクを下げる可能性があることが、英国ウェールズ、韓国・慶熙大学、米国・Kaiser Permanenteの大規模研究で報告されています。各国の既存データ解析では、認知症で20%、急性心筋梗塞で28%、脳卒中で43%のリスク低下が確認されました。


臨床の現場で筆者は、シングリックス(不活化ワクチン)は9割以上の効果が期待される一方、高額であるため、約5割の効果を持つ安価なビケン製の生ワクチンも、現実的な選択肢として推奨しています。


こうした大規模研究を可能にした背景には、医療データの一元化と制度の整備があります。筆者は、日本でも医療情報を社会的資源として活用できる体制の構築が急がれると訴えています。



Summary by E. Yamashita, MEGRI (based on original articles authored by others).

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