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福島民友

  • eyamashita1101
  • 6 日前
  • 読了時間: 1分

研究員 坪倉正治


【連載】「坪倉先生の放射線教室」550 被災者生活守る最低基準


2025/10/4


緊急人道支援の国際基準「スフィア基準」と、日本の避難所の課題


1997年に国際NGOを中心に策定された「スフィア基準」は、緊急人道支援の現場で“人間らしい生活”を守るための最低条件を定めたものです。

居住空間は1人あたり3.5㎡、1日あたりの水は15リットル以上、トイレは20人に1基――。この基準は、快適さではなく健康と尊厳を守るための「最低限」とされ、現在では国連機関や国際NGOの間で広く用いられています。


近年の能登半島地震の避難所でも、なお基準には届きませんでした。次の災害に向け、少しでも近づける努力が命と尊厳を守る力になります。限られた物資・人員の中での対応には困難も伴いますが、著者は“最低限の基準”への継続的な歩み寄りの大切さを伝えています。



Summary by E. Yamashita, MEGRI (based on original articles authored by others).

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